主翼の上半角が少し不足気味で完成させてしまったようです。胴体のフィレット部を少しすり合わせしたほうが良いようです。スワチカが無いのは仕方が無いとはいえ、残念です。デカールが欲しいものです。

(C)2004　lilliputy

入手後すぐに組み立てましたが、1時間強で完成出来ました。近年まれに見るスピードです。
モールド、スジボリは繊細で精密感があります。プロペラのブレードもシャープです。プロポーションはかなり良いと思います。詳細に見ますとスピンナーはややダンゴ鼻かなと言う感じです。側面から見ると、機首の直線表現はグーです。胴体後半はちょっと猫背が強いように思いました。機首の機銃口のあたりは、斜めから見ると、やや窪んだように見えるのが気になりました。キャノピーの透明度はなかなか良く、試作品では天井部にエジェクターピンの痕がくっきり見えましたが、その点は修正されており、パーツには痕跡は全く見られません。ゲートはパーツの接着面になるように設計されており、塗装面を極力傷つけないようになっています。部品の取り付け部の精度は特筆物で、脚はぴたっと付きますので、固定するまで、力がかからないようにする必要はありません。

童友社の1/100スケール　Bf109Fは、童友社が翼シリーズ用に独自に製作した金型による最初のキットです。これまでのキットはマルサンから出ていたキットの再販したものでしたが、今回のものはオリジナルということです。