童友社の飛燕は元はマルサンのパチパチキットをマルサン倒産後金型を引取って再発売したものです。当初はマルサン時代のままでしたが、塗装済みキットとして発売した時にキャノピーを磨き直し、ピトー管もなくなってしまいました。タンポ印刷の都合でしょうが、できれば再現したいものです。きれいなスジボリのキットで充分現役として通用するキットだと思います。塗装済みキットをいじるのはどうかとは思いますが、気になる点としては、�@機首上面のキャノピーに近い部分の断面が丸すぎ、上面全体の線がなめらか過ぎるように思います。�Aキャノピーの断面が丸すぎ高すぎる。特に塗装済みキットになってから、昔のキットより顕著なようです。�Bスピンナーのプロペラブレードの後側が穴が開いたままになっており、断面も真円になっていない。�C胴体下面の冷却器が筒抜けになっている。�D機首の機銃口のモールドが無い。�E操縦席に何も無く、座席、座席の後ろの穴の開いた表現が無い。

キャノピーの形状修正、スピンナーの修正、操縦席の作成、ピトー管を金属で作成などを行いました。

(C)2009　lilliputy

主脚についているタイヤがキットにより薄いものと厚いものとがあります。金型自体が複数存在しているのか、多数個取りの金型になっているのかは分かりませんが、今回初めて気づきました。厚いほうはミスなので、2/3くらいになるように削る必要があります。

スピンナーの胴体と接する側の断面が変なので、円盤状のプラ板で作り直しました。操縦席の中はがらんどうなので、座席と座席後部の板を作成しました。