ＥＡＧＬＥから１／９６スケールＰ−５１Ｃのキットがでていました。Ｐ-51Ｄのキットはマルサンや童友社から出ていますが、B型はＥＡＧＬＥからしか出ていませんので貴重です。日本には輸入されていなかった様なので、入手はかなり難しいと思います。プロポーションはまずまずですが、キャノピー半ばから後ろの胴体が太めで冷却器の空気取り入れ口と胴体に凹みができてしまっています。キャノピーはマルコム風防のつもりのようですが、幅が広くつぶれたような形状です。操縦席は埋まっているので何もありません。プロペラブレードの裏面はこの会社で出ていたキット共通ですが、平らになっていますので、削る必要があります。主翼は上下張り合わせですが、層流翼特有の最大厚が後退している表現になっていないので、かなり削る必要があります。全面にリベットを打ってありますが、削り取ってしまった方がよさそうです。デカールは今ではひび割れて使えませんが、おかしな米軍マークです。

(C)2013　lilliputy

胴体の幅が太すぎ、そのためキャノピーも幅が広くなってしまっている。ラジエターの空気取り入れ口のふくらみと胴体の溶け込みが悪く、変な筋が入ってしまっている。デカールの国籍マークの袖が小さい変なマークです。