(C)2007　lilliputy

ＦＡＬＬＥＲから出ていた1/100スケールのＢｆ１０９のキットはＦＡＬＬＥＲのキットによくある、グリーンと茶色のプラスチックのペレットがよく混ざらないうちに成型したような、よく言えば、複雑な迷彩表現、悪く言えばあまった材料を適当に使ったスクラップキットと言った雰囲気です。出来の方は芳しくなく、マルサンのキットに比べると、まるでおもちゃといったイメージでした。マルサンのキットの４〜5倍の価格だったのではないでしょうか。とても手を出そうという代物ではありませんでした。

大きさが1/100よりも大きすぎるようです。デカールはキットにも増して大きすぎるようです。プロペラは柔らかい樹脂で成型してあり、軸は金属製の削り出しです。FALLEのキットには金属製の軸を採用しているものがいくつかありますが妙に凝っているなと思ったら、オプションパーツの小型モーターでプロペラが回るように出来るそうです。恐れ入りました。40年も前にそんなものが出ていたなんて、技術の差を感じました。モーターは見たことがありませんが直径で5ｍｍ〜6ｍｍ位だったのではないでしょうか。この当時、日本で手に入れられる模型用のモーターはマブチのミニベビーモーターで1/100スケールの飛行機にはとても組込みできるようなものではありませんでした。